練習する福井工大福井中・高の空手道部員。遠征も一緒に参加し、技術を高め合う=福井市の県立武道館

 空手道は組手と形で争われる。寸止めルールで行われる組手は個人に加えて団体戦(5人)もある。過去10年、福井県が国体で競技別得点を獲得したのは昨年の岩手国体の5点(5位入賞2人)、2009年新潟国体の2・5点(5位入賞1人)。いずれも成年男子の活躍だったが、ことしは全国大会で好成績を出す少年世代にも注目だ。

 ■手の内は明かさない

 部活動がある県内3高校(福井工大福井、啓新、敦賀気比)はライバル関係にある。一緒に強化するスタイルではなく、互いに手の内を明かさず、それぞれが県外遠征などを行い切磋琢磨(せっさたくま)する。

 創部14年目になる福井工大福井では、中学生と高校生約40人が一緒に行動する。「中学生にとってはそれが何よりの強化になる」と大田監督。昨年は全国中学生選手権の女子団体組手で準優勝し、一昨年は3位。そのときの選手たちが高校生となり、さらに県内外から有望選手が加入。近年は「全国大会で頂点を狙える位置に来た」と同監督の表情は明るい。

 その言葉通り、今年3月の全国高校選抜大会では、女子個人組手で山内菜緒(3年)が準優勝した。山内は「高校で(競技を)やめるつもりだった」が昨年の岩手国体が転機に。福井県チームの近畿大生ら成年選手に刺激を受け「同じ大学に入って続けたい。そのためにもっとレベルアップしないと」。大学1年で迎える福井国体へ「フォームをより美しくし、技の精度を高めたい」と気を引き締める。

 各校での取り組みのほか県連盟は6年前、小中学生強化練習会を始めた。一定のレベルに達した選手を選抜し初年度は福井、敦賀の2会場で約50人を集めた。「その当時、少年世代は北信越国体で全然勝てなかった」と県連盟の高村雅彦副理事長兼事務局長。その練習会に参加した世代が今、結果を出し続けている。

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