紅白戦で熱戦を繰り広げる福井FIDサッカークラブの選手=越前市の南越特別支援学校

 知的障害者の「福井FIDサッカークラブ」の紅白戦。シュートを決めると大きくガッツポーズし、チャンスで外すと「くそっ」と歯を食いしばる。その姿は健常者と変わらない。結成4年目のチームは、照準を2018年の福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会・障スポ)に合わせ、練習に励んでいる。

 南越特別支援学校(福井県越前市)の在校生と卒業生を中心に、16~24歳の17人が所属。同校で月2回、2時間の練習をしている。初心者がほとんどで、1対1のパスやドリブルなど基礎練習に多くを費やすが、味方へパスをするとともに前に走り、再びボールを受ける「ワンツー」といった実戦的な練習もこなしている。

 同校教諭の水上惠介監督はジェスチャーを交えながら、選手が理解するまで繰り返し教える。「そんなプレーは試合じゃ通用しないぞ、やり直せ」。時には厳しく指導するが、全ては勝つため。「目標をクリアしたときの達成感を味わってほしいし、もっとサッカーを好きになってもらいたい」と話す。

 チームは確実に進化している。2015年の障スポ北信越・東海ブロック予選大会で0-11と大敗した新潟に、16年予選では0-2と善戦。今年1月にあった静岡障がい者サッカーフェスティバルでは、4戦全勝で優勝した。

 レフティーのMF細井勇輝選手=同校高等部3年=は「目標は福井大会での優勝。強いシュートを蹴られるようになりたい」と気合を入れている。

 ■サッカー(知的)

 競技時間はハーフタイム10分をはさむ、前後半各30分。1チーム16人以内であれば男女は問わず、1試合で5人まで交代できる。他のルールは一般のサッカーと同じ。4年に一度の世界選手権もある。

 6月には、今年の全国障害者スポーツ大会(障スポ)の北信越・東海ブロック予選が新潟であり、福井を含む6チームが出場予定。優勝チームは愛媛県での障スポに進み、全国5ブロックの代表と開催県の計7チームで頂点を争う。

坂井市
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