強化練習に励む成年と少年の選手たち=鯖江市の丹南高

 なぎなたは昨年、少年と成年でともに大きな飛躍を遂げた。岩手国体では、成年女子演技で福井県勢最高の3位。全国高校総体では、団体試合で鯖江が5位と県勢初入賞。演技では羽水、足羽の2組が県勢最高タイの5位入賞を飾った。それぞれに成長の跡が見られ、福井国体では優勝に照準を合わせる。

 ■常にプラス思考

 国体は女子のみの競技。演技と試合で争う。演技は2人1組の演技者が「仕掛け」と「応じ」に分かれて打突などの技を演じ、相手の組と優劣を競う。姿勢、打突の正確さなどを判定基準に5人の審判が審査する。

 昨年、岩手国体の演技で3位に入った渡辺啓乃(鯖江高教)と仕入愛梨(大体大)だが、2015年和歌山国体では悔しい思いをした。演技の1回戦。「実力的に上位にいける自信はあった」と渡辺啓は振り返る。しかし、その自信と緊張から「失敗できない」と追い詰められ「日ごろしないようなミス」を犯し、まさかの敗退を喫した。

 2人は精神面の弱さを克服するため、監督を務める県連盟の渡辺明美強化部長が取り入れたメンタルトレーニングに重点的に取り組んだ。常にプラス思考に-。「自分たちならできる」(渡辺啓)と言い聞かせた。試合前には講師から教わったリラクセーションの音楽を聴いて心を落ち着かせ、イメージをつくった。また、練習や大会を終える度に2人で、理想の演技について意思疎通を図った。

 迎えた岩手国体。本来の自信を取り戻した2人は1、2回戦を突破。インカレ、高校総体王者を擁する奈良との3回戦も勝利を収めた。準決勝で強豪愛媛に敗れたものの「実力的な差はあまりない」と渡辺啓は確信を持った。

 課題の試合も強化遠征で経験を積んでいる。他県の癖のある戦い方や速さに少しずつ対応し、着実に実力を伸ばしている。

鯖江市
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なぎなた
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