サーブ練習をするFSV―Wクラブの選手=福井市ちもり体育館

 知的障害者の女子バレーボールチーム「FSV-Wクラブ」の練習では、体育館に「はいっ」「もう一本」と元気な声が響く。レシーブやサーブで腕を腫らしながらも笑顔は絶えず、明るい雰囲気の中で行われている。
 嶺北特別支援学校(坂井市)の在校生と卒業生を中心に、11~29歳の12人が所属。福井市ちもり体育館で毎週日曜日、3時間の練習をこなしている。初心者がほとんどで、一対一のパスやサーブなど基礎をみっちり。清水知里監督(同校)は「アドバイスを素直に受け入れ、徐々に形になってきている」と手応えを感じている。
 2012年に開かれた障害者向けバレーボール教室を契機にチーム結成の機運が生まれ、13年にメンバーを募った。だが、名乗りを上げたのはたった1人。清水監督が運動の得意な子に声を掛け、昨年1月に試合ができる人数が集まった。
 同年6月の全国障害者スポーツ大会東海北陸ブロック予選に初出場。1勝もできなかったが、初めての公式戦を経験したチームの士気は上がった。
 小学2年からバレーをしている高山未鼓さん(16)=同校高等部1年=は「やっぱり試合は楽しかった。勝てたらもっとうれしい」。得意とするサーブに磨きを掛ける。エースの黒川梓実さん(14)=明道中2年=は「いっぱいアタックを打って、今年のブロック予選では優勝したい」と気合を入れている。(杉本拓磨)
 【会場】トリムパークかなづ体育館(あわら市)

【バレーボール(知的)】
 6人制バレーのルールとほぼ同じで、1セット25点のラリーポイント制。2セット先取で勝利となる。ネットの高さは中学生の公式戦と同じで、女子は2.15メートル(男子2.30メートル)。
 今年愛媛で開かれる全国障害者大会(全障)への出場を争う東海北陸ブロック予選は6月、あわら市で開催される。優勝すれば出場権を獲得する。全国大会は各ブロック代表と開催県の計7チームが、トーナメント方式で争う。

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