ハードルを使ったトレーニングをする陸上短距離の強化指定選手=福井市の県営陸上競技場

 花形競技の陸上は、昨秋の岩手国体で福井県過去2番目に高い入賞得点をマーク。リオデジャネイロ五輪代表の北川貴理(敦賀高出身、順大)が成年男子400メートルで優勝するなど6選手が7種目で3位以内に入った。4~8位はなく、入賞圏内と目された選手が下位入賞を逃すなど課題も残ったが、少年の育成と成年の補強を着実に進めており、福井国体での最高得点とその先の姿を見据えている。

 ▼「70~80点目指す」

 福井陸協は昨年12月、福井国体に向けた2017年度強化指定選手として北川ら67人を選んだ。意識を高める狙いで初めて委嘱式を行い、吉田良一強化委員長は「陸上でぜひとも10位以内。厳しい戦いだが、男女総合で70~80点を目指す」とハッパをかけた。

 国体の選手選考は昨年から記録が重視され、福井陸協は標準記録を設定。吉田氏によると、十数人が突破し、その中から岩手国体の上位入賞者が出た。入賞得点は49点で13位と健闘。1990年福岡国体でマークした過去最高の56点に迫る勢いだった。

 福井陸協の木原靖之専務理事は「通過点としてはまずまず」とする一方、「入賞に届く位置にいた選手を下位入賞させられなかった」と指摘。重圧がかかる中でも選手の能力を引き出すコーチングの向上を課題に挙げた。吉田氏も若手指導者らに「実戦で役立つコーチングテクニックを磨いてほしい」と求めた。

 当初目標の入賞得点60点からの上積みも狙う。20年東京五輪を視野に入れた成年選手の補強が進んでいるのが理由の一つだ。特に投てき陣は男子やり投げの長谷川鉱平(県体協)、砲丸投げの山元隼(フクビ化学)ら国内上位のアスリートが加入。福井国体は強力な布陣で臨める。

 県関係者は「一発勝負の短距離、踏み切りが難しい跳躍とは違い、投てきは番狂わせが少ない。得点が計算できる」と期待を寄せる。

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