打撃練習をするCoraggio福井の選手=福井市の県立盲学校

 「Coraggio福井」は2014年、福井市の県立盲学校高等部の生徒と同校卒業生で結成された。第18回全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」まで2年を切り、選手は「福井で開かれる大会。恥ずかしい戦いはしたくない」と意気込む。

 現在は弱視の人を中心に10~50代の17人が、月2回程度の練習に熱を入れている。打撃練習では投手役の教諭が転がしたボールに、音などを頼りに選手たちが食らいつく。ヒット性の当たりが出ると「ナイスバッティング!」「いいよ、いいよお」と励ましの声を掛ける。県外チームとの交流試合や、教員チームを相手にした試合形式の練習で実戦感覚も養う。

 結成時から全国障害者スポーツ大会の北陸信越ブロック予選に出場し続ける。3度目の挑戦となる今年の予選では、昨年敗れた石川県チームに勝ち、予選初白星を挙げた。選手の着実な成長が結果に表れた。

 チーム代表で同校理療科教諭の岡島喜謙さん(45)は「練習日が少ないため、連係プレーが課題。意思疎通の方法などを含め、しっかりできるようにしたい」と話す。「視覚障害者が取り組めるスポーツは少ない。卒業生にもスポーツを楽しむ機会を与えられている」と元気大会決定を契機としたスポーツ熱の高まりも歓迎する。

 チームの元気大会での当面の目標は「1勝」だが、「優勝」という大きな夢も持っている。遊撃手で主将の玉森泰宏さん(38)=福井市=は「勝つ経験を積み、夢に近づきたい」と言葉に力を込めた。

 ■グランドソフトボール

 ソフトボールに準じた視覚障害者の競技で、ハンドボールと同規格の球を使用。右遊撃手という独自のポジションを含め野手10人でプレーし、4人以上はアイシェードを着用した「全盲選手」でなくてはならない。投手は必ず全盲選手が務め、捕手が手をたたく音を頼りに球を転がす。打者は球の転がる音などを頼りに打つ。ゴロの打球も、全盲選手が捕球すると即時アウトとなる。

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