北潟湖でスプリントの練習に取り組む金津高カヌー部員たち=6月3日、あわら市北潟

 2018福井国体が県内初開催となるカヌー競技。成年種別は県内のベテラン選手に、県外から若手の有望選手が加わり、戦力補強が着々と進む。一方で少年種別の育成、強化は真っただ中。現在の中学3年、2年も含めた人材発掘も喫緊の課題だ。

 ■全く違う種目

 「3、2、1、ゴー」。6月上旬の北潟湖(あわら市)。金津高カヌー部顧問の本間洋樹教諭の掛け声を合図に、スプリントの選手たちが一斉にこぎ出した。一定の距離を全力で進む。少しのインターバルを挟んでまた繰り返す地道な練習に励む。

 同校カヌー部はカヌーポロがメイン。スプリントよりカヌーポロの人気が高い。しかし全国総体などスプリントの大会は多く、部員はこれまで2つを交互に練習し大会に出場していた。

 「競泳と水球が違うように、スプリントとカヌーポロはこぎ方が異なり、全く違う種目」と本間教諭は言う。福井国体が迫り、1種目に集中して取り組める環境をつくり競技力向上を―と昨年夏から明確に分けた。指導する側にとっても「(部員が)本気でやりたいと思っている種目を本気で教えたい」。カヌーポロは藤井寛隆教諭、スプリントは本間教諭が担当している。

 同部でスプリントに取り組む1年生は本間教諭が昨年、体験会や中学校で声を掛けた男女6人。野球部出身の西畑和真は「少しずつ乗れるようになってきて、水の上が気持ちいい」とバランス感覚が身についてきた。福井国体での活躍を夢見て入部したのはソフトボール部出身の笹岡晏奈。乗ってはすぐ落ちる状態から、進む楽しさを徐々に覚え「学んだことが『できている』と言われるとうれしい」と成長を実感する。「ストイックにいろんなことを吸収する姿が格好いい」と貪欲に勝利を目指す上級生の姿に刺激を受けている。

 本間教諭はことしも中学校を回りカヌーの魅力を発信し続ける予定だ。県協会の前田博司理事長は「特に女子の確保が課題。今の中3、中2で発掘を目指したい」と語る。

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