八木繁俊被告に懲役10年を言い渡した渡邉史朗裁判長(中央)=4日、福井地裁

 抵抗できない状態にあった福井県内の10代少女2人を暴行したなどとして、準強姦や準強制わいせつ、強姦などの罪に問われた元コンビニ店経営の無職八木繁俊被告(62)=福井市=の判決公判が4日、福井地裁であった。渡邉史朗裁判長は「少女の心身を繰り返しむさぼり蹂躙(じゅうりん)し悪質と言わざるを得ず、被害結果は重大」として懲役10年(求刑懲役14年)を言い渡した。

 判決理由で渡邉裁判長は「(少女は)9歳や11歳でひどい性的被害に遭い、その後も抵抗できずに性的行為を強いられた。肉体的・精神的被害は甚大で、健全な成長や将来の人生に深刻な悪影響が強く懸念される」と指摘。「常習性も顕著」とした。

 一方で「直接的な暴行脅迫に及んでいないことや、抵抗できない状態にあることを被告が確定的な認識をしていたとまでは認められない」とした。

 判決によると、2015年6~10月ごろ、経営していた福井市内のコンビニ店敷地内のプレハブ小屋で、少女2人にそれぞれ、性的虐待などにより抵抗できない状態にあることに乗じて暴行したり、複数回にわたってわいせつ行為をしたりした。また、同行為をスマートフォンで動画撮影、保存して児童ポルノを製造した。10年6月には13歳未満と知りながら少女にわいせつ行為を、13年2月には性的暴行をするなどした。

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