連覇を決め、喜びを爆発させるホッケー女子丹生の選手たち=2日、山形県の川西町総合運動公園ホッケー競技場

【全国高校総合体育大会ホッケー女子決勝・丹生0―0(SO3―2)岐阜各務野】

 両チーム無得点のまま突入したシュートアウト(SO)戦。ホッケー女子丹生は5人目の中山穂香が岐阜各務野のGKをかわしシュートを決めると、選手たちの歓喜の輪ができた。インターハイ2連覇。全国高校選抜大会に続く2冠の偉業を達成した瞬間だった。吉田能克監督は「SOは想定内。うちの選手が強かった」とたたえた。

 前回大会と同カードとなった決勝。互いに一歩も譲らず、SO戦となった。後攻の丹生はGK奥本伶奈の好セーブで1、4人目を止めたが、丹生も1、4人目が失敗。2―2となった。

 岐阜各務野の5人目はいったんはゴールと判定されたが、8秒経過後でノーゴールという丹生側のチャレンジが認められた。その直後。中山は冷静だった。「相手GKが外した瞬間に押し込んだ」。快挙を自らの手で決め、喜びに浸った。

 前後半は右サイドを中心に攻める岐阜各務野に対し、「ポジショニングが徹底できた」と吉田監督。相手がボールを持つと、素早く詰める積極的な守備でボールを奪う。攻撃では小林久留海や小林由佳らがサイドから崩し、1年生の佐々木杏はドリブルで切り込んだ。得点は奪えなかったが、内容は丹生が押していた。

 「常勝丹生」の到来を予感させる2連覇と2冠。吉田監督は試合後、「これからも頑張らなければいけない。この瞬間から国体予選を考えろ」と選手に言い聞かせた。昨年は本国体出場を逃しており、「同じことはしない」と藤原綾乃主将。女王の目は次なる戦いに向いていた。

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