開発したフォカッチャを披露する若者グループのメンバー=1日、福井県大野市下打波

 香り高いそば粉入りフォカッチャをご賞味あれ―。福井県大野市内の若者グループが大野在来種のそば粉を使ったフォカッチャを開発した。中に挟む具材として郷土料理「サトイモの煮っころがし」を組み合わせた商品を考案し1日、市内の催しで披露した。今後、イベントなどで販売し“名物化”を狙う。

 大野市の名水で食をブランド化する市の事業「水をたべるレストラン」の一環として提案した。市内の飲食店、パン店などからサンド商品を提案してもらい、メニューを広げていく予定。

 商品名は「そば香る 煮っコロサンド」。サトイモの煮っころがしを荒くつぶしてつくったコロッケを挟んだ。フォカッチャはソバの香りがふんわりと漂い、コロッケは滑らかな舌触りとゴロゴロした食感。地元グルメ「しょうゆカツ丼」のタレを使い、さっぱりした味わいに仕上げた。特産スコも加え、酸味や色合いを添えている。

 若者グループは市内の飲食関係者やデザイナーや、コーヒー店主ら市内の30代男女で構成。市内パン店の協力を得て約1カ月をかけて考案した。料理開拓人として知られる掘田裕介さん(39)が監修した。

 堀田さんは「和食のイメージが強いソバと煮っころがしを、若者にも楽しんでもらえるよう洋食にアレンジした。大野で食べ継がれているものだけど全くの新しい商品」と自信をのぞかせた。

 若者グループのメンバーたちは「1品目はまさに『大野の魅力サンド』になった。いろいろなものを挟んでアレンジしてもらい、大野の名水と食をPRしていきたい」と話している。

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