張り詰めた雰囲気の中、黙々と矢を放つ成年の強化指定選手=5月21日、鯖江市弓道場

 弓道はここ5年間、競技別得点を獲得していない。本国体出場は3度(成年女子2、少年女子1)という厳しい現状にある。低迷打開に向け成年は有力選手を一体的に強化、少年はターゲットエージ全体を底上げし、2年後に上位進出を狙う。

 ■北信越の壁、突破へ

 北信越はまさに弓道王国。特に成年男子は長野、石川が抜きんでる。昨年の和歌山国体では長野が近的優勝、石川が遠的準優勝と全国でもトップクラス。この2強を筆頭とする北信越の壁に阻まれ、福井県成年男子は地区予選が導入された2008年以来、本国体切符を一度も手にしていない。

 てこ入れとして、有力選手の県内就職を橋渡しする「スポジョブふくい」で2選手を補強。さらに、チーム体制を固めるべく、集中的な強化にも乗り出した。これまでは選考会を経てチームを編成していたが、本番を見据え男子9人、女子5人の強化選手を指定した。県連盟の前田三男会長は「早くから国体選手であることを意識してもらい、質の高い練習を重ねたい」と話す。

 一定の成果は出ている。5月8日に開かれた、北陸3県の国体候補選手らが集う遠的選手権で福井県男子が優勝した。定政晶強化部会長は「勝てないわけじゃない」と手応えを口にする。一方で「安定感に欠ける。勝って当たり前の試合で勝ち切れない」と課題を挙げる。実際、同選手権から3週間後の県大会で選抜チームは敗れており、さらなるレベルアップが不可欠だ。

 「自力で北信越を突破できれば全国でも上に行ける。まずはことし」(定政部会長)。先を見すぎず、地に足をつけた強化で本番に臨む。

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