SFTSウイルスを媒介するタカサゴキララマダニ(上)とフタトゲチマダニ(国立感染症研究所提供)

 福井県は1日、ウイルスを保有するマダニにかまれることで感染し、重症化すると死亡するケースもある、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が、福井県内で初めて確認されたと発表した。

 患者は二州健康福祉センター管内在住の80代の男性。31日午後7時ごろ、同センターに管内の医療機関から、同症候群ウイルスを確認したと届け出があった。発熱、食欲不振、血小板と白血球の減少などの症状があったが、現在は回復してきている。

 県は①森林や草むらに入る場合は長袖、長ズボンを着用するなどして、マダニにかまれないよう注意する②野外活動後はマダニにかまれていないか確認し、シャワーなどで体を洗い、服を着替える③マダニにかまれたら、自分で取らずに、医療機関で処置してもらう④かまれた後、発熱や下痢などの症状があったら、早めに医療機関を受診するーなどを呼び掛けている。

 同症候群の患者発生報告は、28日までに石川県など22府県であった。患者数は合計266例。厚生労働省によると、西日本の50代女性が昨年、野良猫にかまれた後にマダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、死亡していたことがわかったケースもある。

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