第二十一回参院選は二十九日投開票が行われ、自民党は獲得議席が三十台にとどまる歴史的な惨敗を喫した。参院で自民、公明の与党は過半数(百二十二)を割り、与野党が逆転。安倍晋三首相は二十九日夜、引き続き政権を担う考えを表明したが、厳しい政権運営を迫られる。

 改選一議席を三氏が争った福井選挙区は、自民党前職で前国土交通副大臣の松村龍二氏(69)=公明党推薦=が十九万三千六百十七票を獲得。次点の民主党新人で前衆院議員の若泉征三氏(61)=国民新党推薦=を二千九百七十三票差で振り切り、三選を果たした。

 年金記録不備や「政治とカネ」の問題で自民党に逆風が吹く中、保守王国の面目を保った。共産党新人で同党県委員の山田和雄氏(40)は二万三千百十票にとどまった。投票率は63・25%で、二○○四年の前回参院選の61・02%を2・23ポイント上回ったが、参院選では戦後六番目の低さとなった。

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