大型ビジョンに映った「稲田防衛相が辞任の意向」を伝えるニュース=27日午後8時30分ごろ、福井市のハピリンの屋根付き広場ハピテラス

 福井県内の野党関係者からは、稲田朋美氏の判断が遅すぎるとの批判が相次いだ。

 民進党県連の山本正雄代表は「日報問題や東京都議選での発言などを踏まえて、民進党が国会論戦で言っていたように、もっと早く自覚して辞めるべきだった」と痛烈に批判。「(3日にも予定されている)内閣改造で交代といわれている今の時点での辞意は首をかしげる」といぶかった。次期衆院選に向け、まだ決まっていない福井1区の候補者擁立を「急がなければいけない」と敵対心をむき出しにした。

 「批判に追い詰められて辞意を固めたのは当然だが、そもそも罷免すべき人だった」と切り捨てるのは、共産党県委員会の南秀一委員長。「戦前に戻そうとする安倍『靖国』派であり、(資質的に)大臣になること自体間違っていた」と語気を強め、「稲田氏の国会議員としての資質や、安倍首相の任命責任を問う世論をつくり上げていかなければならない」とした。

 社民党県連合の龍田清成代表は「お辞めになる方に掛ける言葉は特にない。周囲から責められていたので、(辞めざるを得ない)立場がお分かりになったのだろう。政治家としての身の振り方をよく考えてもらいたい」と語った。

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 稲田朋美防衛相が27日、南スーダンPKO派遣部隊の日報問題で辞意を固めたことを受け、福井県議らからは「なぜこのタイミングで辞めるのか」と驚く声が聞かれた。

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