安全運転を啓発する音声が流れる自動販売機と、音声を担当した白バイ隊員=23日、福井県大野市朝日の道の駅「九頭竜」

 福井県内の道の駅にあるおしゃべり機能付きの飲料自動販売機が、白バイ隊員の音声で「安全運転を」と呼び掛けるユニークな取り組みが23日、福井県大野市の「九頭竜」を皮切りに始まった。

 福井県警が幹線道路にある道の駅に立ち寄るドライバーに啓発をと企画。県警によると、過去5年の県内交通死亡事故の7割が県道や国道などの幹線道路で起きている。

 ダイドードリンコの協力で、同機能付きの自販機の音声を、白バイ隊員の呼び掛けに変更。30分に1度と、現金投入時は男性隊員の声で「スピードの出し過ぎに注意し、安全運転を心掛けてください」と流れ、商品購入時は女性隊員の声で「ゆとりある運転がみんなの命を守ります」と訴える。

 23日は、4月に大野市下山の国道158号であったオートバイの死亡事故現場に近く、県外からのツーリング客らの利用が多い道の駅「九頭竜」で運用開始式があった。音声を担当した県警交通機動隊の和田安弘警部補(42)、田中美里巡査長(26)や同社員らが自販機を除幕。隊員はパトロールに向かった。同機能付き自販機は、県内の道の駅には「九頭竜」のほかに7カ所にあり、お盆までに隊員の音声に切り替える。

 県警交通企画課の竹岡信秀調査官は「夏は暑さで集中力が途切れがちになる。道の駅で一休みした際に音声を聞き、安全運転意識を高めてもらえれば」と話している。

関連記事
あわせて読みたい