福井県丹南地区の県立高校再編について、地元関係者から意見を聞く懇談会の初会合=25日夜、サンドーム福井

 福井県丹南地区の県立高7校の再編について、県教委は25日夜、地元の有識者や経済界、教育関係者を委員とする地区懇談会の初会合を開き、2校減の5校とする方針を示した。再編の実施時期を2020年度とする考えも明らかにした。

 県教委によると、出席者から強い反対意見はなかったといい、9月に予定する次回懇談会に5校への再編の具体案を示す意向を示した。

 懇談会は丹南5市町の教育長や教育委員経験者、商工会議所、商工会の代表をはじめ、7校の同窓会、PTA、地区中学校長会の代表ら31人で構成する。30人が出席した。

 東村健治県教育長は冒頭、7校体制について「学校の活力や教育的な観点からも非常に困難」と表明。会合では県教委が生徒数の推移から、7校体制を維持した場合、学校規模が小さくなり▽教員を十分に配置できず、教育環境の充実が図れない▽学校行事や部活動に影響が出る―と説明。16年比で31年の生徒数約400人減は2校分に相当するとし「丹南地区の再編は2校分が目安になる」とした。

 今回の会合で、再編対象となる具体的な学校名は出なかった。

 非公開で行われた意見交換があり、県教委によると「再編は拙速だ」とする意見もあったが、生徒数の推移から「やむを得ない」とする意見が多かったという。また「各校の魅力をアップして地区の活性につなげてほしい」とする声が多く挙がったという。

 丹南地区の県立高は鯖江、丹南、丹生、武生、武生東、武生商業、武生工業の7校。同地区の生徒数(高校1年)のピークは1989年の3339人で、2016年は1445人減の1894人。さらに16年比で20年に約100人、25年は約200人、31年は約400人が減る見込み。

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