移動販売車の商品を買い求める住民ら=21日、福井県越前市

 車の運転に不安を抱えるお年寄りらの買い物を支援しようと、福井県越前市粟田部町のセブン―イレブン越前粟田部店が21日、移動販売サービス「あんしんお届け便」をスタートさせた。北陸3県のセブンで初の取り組み。

 越前市とセブン―イレブン・ジャパンは今年1月、地域見守り活動の協力に関する協定を締結しており、移動販売の取り組みもその一環。

 軽トラックをベースとした専用の移動販売車を導入した。車は冷蔵・冷凍庫を備えており、総菜や弁当など食料品を中心に約150アイテムを積載。週に平日5日間、同市内や池田町内で日常の買い物が不便な地域を中心に巡回する。

 同店で出発式があり、オーナーの上坂幸一さん(59)と妻で店長の恵子さん(60)が「お届け便を通じ近くて便利なお店づくりに取り組みます」と抱負を述べた。夫妻や奈良俊幸市長、同社オペレーション本部の安見(あみ)勉オペレーションサポート部総括マネジャーらがテープカットし、事業の開始を祝った。

 式後に早速、市内の3カ所を巡回。山室町集落センター前では、近くの高齢者らがデザートや総菜などを買い求めた。畑仕事に持っていくため凍らせた飲料を購入した近くの女性(76)は「車の運転をしないし自転車も遠くまではいけない。こうやって来てくれるのはありがたい」と話していた。

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