新幹線敦賀駅の構造について、在来線特急との上下乗り換えにする方針を説明する石井啓一国交相(左)=13日、同省

 6年後に開業する北陸新幹線敦賀駅(福井県敦賀市)の構造について、石井啓一国土交通相は13日、新幹線ホームの下に在来線特急ホームをつくる「上下乗り換え」とする方針を固めたことを明らかにした。富山、石川県などが求めていた敦賀駅での乗り換え利便性に配慮した格好だ。

 福井県鯖江市議会の小竹法夫議長らが石井国交相と面談。敦賀開業後も福井駅まで特急のサンダーバードとしらさぎが存続するよう要望したのに対し、石井国交相は「名古屋や大阪への乗り換えが不便にならないように、新幹線敦賀駅は上下(のホーム)で特急と乗り換えられるようにする」と明言した。

 国交省幹線鉄道課によると、地元自治体やJR西日本などの同意を踏まえ、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が最終決定する。新幹線敦賀駅を上下乗り換えにする場合は認可変更が必要になるため今後、手続きする見通し。

 この日の要望は、小竹議長や福井県越前町議会の木村繁議長ら6人が行った。敦賀開業後、レール幅の広い新幹線と狭い在来線を直通運転できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の運行ができない場合は、新大阪までのフル規格開業までの間、福井駅まで特急を存続させるよう訴えた。

 FGT開発は難航しており、敦賀開業には間に合わない見通し。FGTで富山—新大阪間を乗り継ぎなしで結ぶという「並行在来線の経営分離時の条件」について、石井国交相は「敦賀延伸が決まったときはFGTを前提としておらず一つの案だった」と述べた。

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