三国、丸岡、春江、坂井の坂井市四商工会の合併問題で二十日、合併協議会が同市の坂井商工会館で開かれ、合併協議からの丸岡の離脱と三商工会のみによる市商工会発足を確認した。県や県商工会連合会が求めていた県内の商工会合併の枠組みで唯一の決裂。三商工会は二十六日に契約調印を行い、十月一日の市商工会成立に向け手続きを進める。丸岡商工会は単独運営となる。


 四商工会による市商工会合併協議会は六月八日に設立し、これまで三回の会合を行った。ただ丸岡の委員(六人)が、同日の初会合で合併協会長を選んだ際「十分な協議による選出ではない」などと反発し途中退席。その後の協議会合もすべて欠席した。


 合併協では、丸岡の参加を模索したが実現せず、合併契約書作成に必要な貸借対照表などの書類も、期限の今月十三日までに提出されなかった。


 この日の合併協議は、タイムリミットぎりぎりで設定。丸岡には「合併する意思があるなら、必要な書類を持参し、要望があれば具体的内容を示してほしい」と最終通告したが委員は一人も出席しなかった。


 三商工会合併協では、事務局から「丸岡から正式に離脱表明は受けていない」との説明があったが、「必要書類が出てきていない以上、今回の合併に加わることは手続き上不可能」と判断。出席者は丸岡を除き合併契約することで一致した。契約書には「一市一商工会の原則に則(のっと)って、統一合併に努める」とあり、先行合併の形になる。


 今後、各商工会は二十四日までに開く理事会で三商工会合併を承認した後、二十六日に合併契約調印。八月上旬に各臨時総会を開いて契約書を承認した上で、十月一日に市商工会が成立する。


 一方、単独運営の道を選んだ丸岡は、県や市からの合併特例による補助金が得られなくなり、昨年度に比べ大幅減額される。職員数を現体制で維持していくのは難しくなるとみられる。


 市商工会合併からの離脱について、竹内一男丸岡商工会長は「ノーコメント」としている。


 県内では十一の枠組みで各商工会が合併協議を進め、今年四月一日までに十の合併商工会が誕生している。

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