日本フェンシング協会は14日、アジア選手権(8月20―28日、中国・南通)と世界選手権(9月28―10月8日、ロシア・サンクトペテルブルク)に挑む日本代表メンバーを決定。福井県勢は、いずれも武生商高出身で男子サーブルの山本幸治(警視庁)、女子フルーレの巻下陽子(秋田クラブ)、エペの中野希望(日体大)が選出された。

 国内外の大会の戦績によって得られるポイントなどを考慮し各種目4人を選んだ。アジア、世界選手権は特にポイントが高く、結果が来年の北京五輪出場に大きく影響する。
 昨年末のドーハ・アジア大会男子サーブル団体銅メダリストの山本は得意のフットワーク、思い切りの良さを生かして代表入りをつかんだ。

 フルーレは、協会が重視している種目で、優秀な選手を東京に呼び寄せ合同練習を行っている。アジア大会女子フルーレ団体、個人銅メダリストの巻下は「現在団体ポイントは韓国、中国より下で、五輪を目指すには韓国を上回る必要がある。そのためにもアジア、世界選手権は重要。5月に病気で体調を崩し、調子はいまひとつだが、落ちた筋力、体重を取り戻して臨みたい」と意欲を示した。

 女子エペ団体は五輪種目になく、個人戦での出場を狙う中野は「8月にはユニバーシアードもあり過密日程だが、けがもなく体調はいい。五輪に向けてポイントを取りにいく」と力強く話していた。日本代表の江村宏二監督は、中野について「エペでは日本のエース級だ。五輪にも近い位置にいる」と期待していた。