県立高入試で英検取得者への点数加算措置の見直しを求める意見書を可決した福井県議会本会議=11日、県議会議事堂

 現在の中学3年生が受験する県立高入試から実施される実用英語技能検定(英検)3級以上取得者への点数加算措置を巡り、福井県議会(県会)は11日、見直しを求める意見書を賛成多数で可決した。森近悦治県教育長は閉会後、記者団に対し「(意見書可決を)重く受け止めている。(議会からの指摘は)新しい教育長の下で検討されると思っている」と述べた。森近教育長の任期は21日まで。

 意見書は「英検加算は英語教育偏重。英検は中学校で習わない内容もあり、塾通いで各家庭の経済的、地理的な格差を拡大させる」と指摘。制度改革の経緯についても「教育委員会内部関係者による検討のみで決定されたことは極めて問題」とし、公平な制度への見直しを求めている。

 森近教育長は取材に対し、昨年10月に決定・公表した入試制度を現時点で見直すことは難しいとする従来の考えをあらためて示した上で、今後の検討は「(任期が)あとしばらくの間に何かできるというものではない」と述べた。

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