2級を取得した新田衣祥さん(中)と、父和雄さん(左)、母千香子さん(右)=10日、福井県敦賀市本町1丁目のチモトコーヒー

 福井県敦賀市の小学6年、新田衣祥さん(12)が、6年生としては全国で2人目となる全日本コーヒー商工組合連合会のコーヒーインストラクター2級の資格を取得した。父和雄さん(42)と母千香子さん(41)は同市本町1丁目で老舗の自家焙煎コーヒー専門店を営み、ともにレベルの高い鑑定の資格を持つ。長女の衣祥さんが加わり、和雄さんは「コーヒーはだれでも楽しめる。敦賀のコーヒー文化をもっと盛り上げたい」と笑顔で話している。

 和雄さんは1940年創業の「チモトコーヒー」3代目で、これまで千香子さんとともに、数々のインストラクター試験や競技会に挑戦してきた。和雄さんは2015年に全日本コーヒー商工組合連合会の主催する資格試験で最上位の鑑定士の資格を取得した。千香子さんも翌16年に生豆鑑定マスターに認定されている。

 衣祥さんは、努力を重ねている両親の姿を見てコーヒーに興味を持った。小学5年のときに、インストラクター2級に小学6年生が合格した例を知って受検を決意。しかし応募が多く抽選に外れて持ち越しとなり、今年5月に受検した。

 2級はコーヒー愛好家も受検する資格。実際にコーヒーを飲んでコーヒー豆の精選方法を見極めたり、コーヒーの生産国を選んだりと範囲は幅広く、衣祥さんは4月に入ってから猛勉強を重ねた。

 平日は、以前から続けている合気道やピアノ、習字、学習塾に加えて約2時間勉強。早朝4時に起きて励むこともあったという。衣祥さんは「幼いころからコーヒーに囲まれ、いずれは試験を受けたいと思っていた。新しい知識がどんどん入ってくるのが楽しかった。いつかは1級を取りたい」と目を輝かせた。

 和雄さんは「娘と共通の話題で盛り上がれてうれしい」、千香子さんも「コーヒーを通じて世界に目を向けることができる人間になってほしい」と目を細めた。

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