アランさんとの交流会を企画し参加を呼び掛ける中橋仁実さん=6日、福井県鯖江市

 中米のコスタリカから自転車で世界一周中の男性が10日、福井県鯖江市にやって来る。20年前に留学先で友達になった中橋仁実さん(37)=同市=に再会するのが目的で、その道のりは5万キロを超える。感激した中橋さんは16日に市内で交流会を企画しており「世界各国で異文化交流を楽しんできた姿を多くの人に知ってもらいたい」と参加を呼び掛けている。

 中橋さんは高校生だった1997年1月から、留学仲介団体「AFS」を介して1年間ニュージーランドに留学。同様に留学し同じ地区に住んでいたコスタリカ人のアラン・カスカンテ・ベハラノさん(37)と知り合い、交流を深めた。

 帰国後は疎遠になったものの2013年2月にフェイスブック(FB)で再びつながった。送られてきたメッセージにはちょうど自転車で世界一周の旅に出発したことと中橋さんにも会いに行くことが書かれていた。

 「アランは冗談好きで話半分に受け取っていた」と中橋さん。しかしその後、旅先の写真がメールで送られてきた上、今年6月1日には47カ国目となる日本に着いたことを知った。

 再会への“本気度”を感じた中橋さんは応援ブログを立ち上げ、アランさんから送られてきた旅先の写真を紹介。留学していた頃の友人らにも知ってもらいたいとの思いから日本語と英語でつぶさに近況を伝えている。

 鯖江市には1週間ほど滞在予定。「行く先々で地元民と交流するなど異文化を楽しむ姿を多くの人に伝えたい」と中橋さんは、16日午前10時から同市文化センターでアランさんとの交流会を開くことにした。旅の写真紹介や英語での質問タイムを予定している。また、同日午後1時15分からは同市のエコネットさばえで、社会福祉に力を入れるコスタリカを題材にしたドキュメンタリー映画も上映される。

 市内で英語教室を運営する中橋さんは「世界とつながるためには英語も大切だけど、異文化に関心を持つことが第一。アランの姿からそのことを感じてほしい」と多くの子どもたちの参加を願っている。交流会は参加無料で定員約200人。事前申し込みが望ましく、メール(info@eigohouse-aplus.com)で受け付けている。

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