福井県若狭町鳥浜周辺で、刃物のようなものでしっぽの毛が剥がされ皮膚がただれたネコが目撃されている。6月末には男子生徒とみられる2人がネコを押さえつけている現場を見た人もおり、発見者らが心を痛めている。

 毛を剥がされたネコは同町鳥浜の量販店近くで頻繁に目撃されている。6月25日午後4時ごろには、制服姿の男子生徒とみられる2人がネコを押さえつけている現場を、通りかかった80代女性が発見。女性が声を掛けたところ自転車で逃げたという。

 女性は知り合いの男性に状況を伝え、男性が三方交番に相談した。県警敦賀署は巡回を強化する方針。

 同町では、コンビニの軒先や人目につきにくい廃棄物処理施設周辺などで捨て猫がよく見掛けられる。地元住民によると、ここ数年、手足を鈍器のようなものでたたかれ骨が折れているなど、虐待を受けたネコが数匹みられるという。

 同県敦賀市を中心に活動している動物愛護ボランティア団体「動物たちとの共生を推進する会」の藤田幸雄代表は「行為はエスカレートしていくことが多い」と指摘。攻撃の対象が人間の子どもに向かうことを危惧し、「野良猫が気にくわない人も多いだろうが元は人間が捨てたネコも多い。面倒を見てほしいとは言わないが、せめて手を出すのはやめてほしい」と話している。

 動物愛護法は、愛護動物を遺棄、虐待した場合100万円以下の罰金、殺傷した場合は2年以下の懲役または200万円以下の罰金を科している。

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