カウンターを備えた車内。燗や冷やで伝統の「九頭龍」が楽しめる

 黒龍酒造(本社福井県永平寺町松岡春日1丁目、水野直人社長)は、燗でも冷やでもおいしい日本酒「九頭龍」ブランドの認知度を高めようと、移動販売車「九頭龍ワゴン」の運用を始める。県内各地のイベントに出動し、アウトドアで味わう九頭龍の魅力を伝え、若者や女性ら新たなファンを掘り起こしていく。

【写真】黒龍酒造が運用を始める移動販売車

 焼酎やウイスキーなど大手酒造会社による移動販売車はあるが、地方の酒蔵が運用する事例は珍しいという。

 配達に使っていたワゴンを改造し、カウンターや水回りを据え付けた。九頭龍の通年商品「大吟醸」「純米」「逸品」のほか、季節限定の「純米夏しぼり」や炭酸割りカクテルを用意。つまみとして、酒かすを餌に大野で育てた「吟醸豚」のソーセージ、県内産の発酵食品などを提供する。熟成酒かすのアイスもある。

 九頭龍は1957年、「黒龍」の姉妹品として登場した。ただ当時はブランドとして定着せず、2004年の創業200年の節目に復刻し「九頭龍 大吟醸燗酒」をリリース。以降、燗専用の酒として販促してきた。

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