朝鮮中央テレビが4日放映した、ICBM「火星14」とするミサイルの発射実験の写真(共同)

 北朝鮮のミサイルが4日、日本海の排他的経済水域(EEZ)内に着水したことを受け、8月にかけて三国港から北北西約320キロのEEZ内にある大和堆(やまとたい)付近で甘エビ漁を行っている福井県坂井市の三国港機船底曳網漁協は「今後の操業の大きな脅威」と怒りをあらわにした。

 同漁協所属の10隻のうち7隻が甘エビ漁を行う。浜出征勝組合長は今回の発射につい「言語道断の行為。これまで、ミサイルが飛んでこないと思って操業しており、日本政府から北朝鮮へ自制を促してもらえるよう陳情を強化したい」と話した。

 同漁協では、4隻が大和堆の操業を終え2日に帰港したばかり。4日深夜にはこのうち2隻が再び大和堆に向かった。「春香丸」の板本学保船長は「不安はあるが、かといって漁をしないわけにいかない」と語った。

 一方、越前町漁協は小型船が多く、沿岸から12カイリ(約22キロ)の領海内での操業がほとんど。同漁協は「底引きの漁期は9~5月で今のところ支障はない」とした上で「越前がにのシーズンとなる11~3月に、ミサイルの影響で出漁に待ったが掛かるようなことがあれば困る」と話していた。

 福井県危機対策・防災課によると、4日朝に沖合で操業中の県内関係の漁船はなかった。福井、敦賀、内浦の各港に入港を予定していた貨物船にも被害がないことを確認した。
 

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