早水専務理事(右)に副読本を手渡す児童たち=4日、大野市役所

大野の名水や世界の水環境について紹介する副読本「この水の問題を解いた君はノーベル賞をとるかもしれない!」

 福井県大野市の水環境や世界各地で抱える水問題について紹介する大野市独自の副読本が完成し4日、市内の児童と日本ユニセフ協会(本部東京)に贈られた。将来を担う子どもたちに水の大切さを伝えるとともに「水のまち大野」を全国発信していく。

 副読本「この水の問題を解いたきみはノーベル賞をとるかもしれない!」は、水の恩恵を受けている市からの“恩返し”事業「キャリングウオータープロジェクト」の一環で製作した。水が循環する仕組みや、水環境が劣悪な国の現状などをクイズ形式で紹介。課題の解決に向けた市の支援活動も伝えている。

 この日は、同市役所で贈呈式があり、岡田高大市長は「蛇口をひねり水が出ることは当たり前と思うかもしれないが、世界中を見渡せばありがたいこと。気付きの一冊にしてほしい」とあいさつ。市内の小学校を代表して、森田凱士君(4年)ら6人が本を受け取った。

 児童たちは「大野のおいしい水を未来に届けるために、自分たちでできることを考えて実行する」と力強く宣言。日本ユニセフ協会の早水研専務理事に「水への感謝の気持ちと一緒に日本中に届けてください」と伝え、本を手渡した。

 本は、今月中にも市内の4年生全児童に配布されるほか、同協会を通じて全国の小中高校と特別支援学校約4万校に届けられる。

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