炭火でこんがり焼かれるサバ=1日、福井県大野市の鮮魚・飲食店「うおまさ」

 今年7月2日は「半夏生」。サバの丸焼きを食べる風習が残る福井県大野市内では1日、鮮魚店から炭火でサバを焼く香ばしい匂いが漂った。

 同市の鮮魚・飲食店「うおまさ」では軒先で特大のサバを次々と焼き上げた。専用グリルでじっくりと焼き、仕上げに炭火の上に移すと脂がジュッと滴り、表面がこんがり。店主の山本恭子さん(40)らが家族で30~2日の間に約800匹を調理し、遠くは沖縄県に発送するという。

 福井市から訪れた石津稚弘さん(62)は「魚屋さんが焼く情緒ある光景を見たかった。子どもの頃を思い出すね」とサバを手に笑顔を見せた。

 半夏生は夏至から数えて11日目。大野市の風習は江戸時代、大野藩主が田植えで疲れた農民を癒やそうと、越前海岸から運んだサバを食べるよう奨励したのが始まりとされる。

 
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