新しいものづくりに挑戦する全国各地の「匠」たち=29日、東京都港区のレクサスギャラリー高輪

 自由な発想で新しいものづくりに挑戦してもらおうと、トヨタ自動車とトヨタの高級車ブランド「レクサス」の全国の販売店は29日、伝統工芸の若手職人や作家51人を次世代の「匠」として選び、東京都内でイベントを開いた。昨年に続く企画で、福井からは「鬼師」と呼ばれる鬼瓦職人の北川順一さん(37)=福井県越前市=が選ばれた。

 放送作家の小山薫堂さんや建築家の隈研吾さんら7人が助言し、世界から注目される商品づくりを支援する。匠は地域の推薦などを受け、小山さんらが各都道府県から最低1人を選出した。

 この日は、北川さんら全国の匠が集結。トークイベントで小山さんは「新しい人に出会うことで化学反応し違う世界が広がる」と訴え、隈さんは「この取り組みをムーブメントにしたらおもしろい」と期待を込めた。

 匠たちは個別に小山さんらと何を作るか意見交換した。今後、一人一人のアイデアと技を生かした新商品の開発を目指す。秋ごろまでに試作品を作り、来年1月に百貨店やショップの担当者との商談会に臨む。

 北川さんは「招き猫のドアストッパーがいいのでは、とアドバイスされた。これまで取り組んだことはないが、挑戦しがいがある」と抱負を話した。

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