山田賢一氏

 福井県の西川一誠知事は29日、石塚博英副知事(63)の後任に総務部長の山田賢一氏(58)、森近悦治県教育長(62)の後任に政策幹の東村健治氏(60)をそれぞれ起用する考えを、県議会最大会派の県会自民党に伝えた。定例県議会最終日の7月11日に人事議案を提案する方針。県会自民党は同意するとみられ、総務省出身の藤田穣氏(53)との副知事2人体制は維持される見通し。

 山田氏は同県越前市出身で、京都大法学部卒。1983(昭和58)年に県職員となり、産業労働部長や総合政策部長を歴任し、今年4月に総務部長に就任した。東村氏は福井市出身で、中央大法学部卒。81年に県職員となり、総合政策部長、総務部長を経て今年4月から政策幹を務めている。両氏の特別職就任で空席となる政策幹と総務部長については、双方を兼務させた後任者を置くとみられる。

 県は2013年7月に副知事2人体制を復活させ、安全環境部長や総務部長を歴任した石塚氏と、藤田氏の前任者で総務省出身の杉本達治氏(54)を起用した。副知事の任期は4年で、石塚氏は今年7月に任期満了を迎える。

 森近県教育長は政策幹などを歴任後、国の教育委員会制度の改革に伴って教育委員長の役割を統合した初代の教育長に15年5月に就いた。任期は18年5月までの3年だが、18年秋に開幕する福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)の直前での交代を避けるため、任期を残して辞意を示したという。

 山田、東村両氏の起用方針を伝えられた県会自民党の斉藤新緑会長は「両氏は部長職の経験が豊富で、議会と円滑な関係が築けるだろうとの提案だった。妥当な人事だと思う」と会派として了承する意向を示した。

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