北陸電力は28日、家庭向け「auでんき」を沖縄を除く全国で展開する通信大手KDDIと、電気と通信を組み合わせたサービスの提供に関する業務提携を結んだと発表した。料金単価やポイントサービスなどの詳細を詰めた後、今秋をめどに新サービスの提供を始める。

 昨年4月の電力小売り全面自由化以降、北陸電管内のauでんき契約者の電気はKDDIが独自に調達していたが、今回の業務提携に基づくサービス開始後は電気の供給元が北陸電になる。KDDIは同様の提携を関西電力、中国電力とも結んでいる。

 北陸電はソフトバンクとも提携し、電気料金に応じてTポイントを付与するサービスを行っている。また会員サービス制度「ほくリンク」のポイントは、NTTドコモの「dポイント」と交換できる。

 今回のKDDIとの提携で携帯電話大手3社全てと業務提携を結んだことになり、北陸電は「大手電力では初めて」としている。

 新サービスの料金単価や、KDDIの「auウォレット」ポイントの取り扱いなど詳しいサービス内容は今後決まり次第、発表する。

 北陸電は電力小売り全面自由化以降、さまざまな提携や首都圏販売などを進めている。電力広域的運営推進機関のホームページによると、5月末現在の北陸電から他社への切り替え件数は2万3800件で、沖縄を除く大手9電力で最も少ない。

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