臨時休業の張り紙が掲示された「うなぎ・割烹 曙覧」=28日、福井市中央1丁目

 中国産ウナギを国産と偽り福井市の飲食店で提供したとして、愛知県警は28日までに、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、名古屋市名東区の会社役員、村井三雄容疑者(47)と福井市の自営業、駒田英之容疑者(56)を逮捕した。

 「三河産」「静岡産」ののぼりや愛知の養殖業者の顔写真を掲げ、客を信用させていたという。

 愛知県警によると、村井容疑者は福井市中央1丁目で「うなぎ・割烹 曙覧(あけみ)」を経営する名古屋市の会社の代表取締役で、駒田容疑者は同店の元料理長。村井容疑者は「駒田が独断でやった」、駒田容疑者は「全て村井の指示でやった」とともに容疑を否認している。

 逮捕容疑は1月5日、実際は中国産ウナギを使用しているのに、原産地が全て国産であるかのように店内に表示し、客に誤認させた疑い。店の壁には「私が大切に育てた鰻です。」の文面とともに愛知県の養殖業者の顔写真が掲示されていた。

 昨年12月、村井容疑者が中国から輸入したウナギから成田空港で基準値を超える農薬が検出され、名古屋市中保健所が愛知県警に告発。会社や店の家宅捜索で、虚偽表示の疑いが発覚した。

 「曙覧」はJR福井駅西口の再開発ビル「ハピリン」内に店を構えている。ホームページによると、メニューはうな重やひつまぶし、すしなどを提供。ウナギの具体的な産地には触れていないが「厳選して選んだ最高品質の鰻」などとうたっている。

 コメや魚介類については福井県産を含め、地元素材の使用をアピールしている。

関連記事
あわせて読みたい