新文化会館の3候補地

 福井市は、2022年度末までの移転新築を含む建て替えを目指している市文化会館の候補地について、市営野球場跡地の東公園周辺(豊島2丁目)、旧大和紡績福井工場跡地(みのり3丁目)、現在地(春山2丁目)の3案で検討する方針を固めたことが27日、関係者への取材で分かった。28日に開く整備基本構想・基本計画策定委員会で示す方針。

 文化会館は1968年に完成。敷地面積約2600平方メートル、延べ床面積は約5400平方メートルで、定員1162人のホールや会議室などを備えている。築50年近くたち老朽化が著しく、ホールの稼働率は2010年度以降は50%を切り、全国の同規模ホールの平均を下回っている。

 市は昨年10月、学識経験者や文化団体代表、市議らでつくる同委員会を設置。これまで4回会合を開き、老朽化した現施設の改修はせず、移転新築を含む建て替え方針を決めた。新施設の大ホールは現施設と同規模の千~1400席に設定している。

 3候補地はいずれも市有地。東公園の敷地面積は約3万1千平方メートル。旧大和紡績福井工場跡地は約2万7千平方メートルで、一部が豊公民館の駐車場などに利用されている。

 市議会最大会派の一真会などからは、2千席以上のホールが必要とする意見が上がるなど、議会側に幅広く慎重に議論すべきとの考えもあり、市は丁寧に検討を進めていくとみられる。

 市は3月議会で、北陸新幹線敦賀開業の2022年度末までに新文化会館を開館したい考えを表明していた。

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