福井市が本年度からペア販売に力を入れている金福すいか(左)と銀福すいか=同市白方町のJA福井市西部予冷施設

 福井市が今年からペアでの販売に力を入れている特産の金福すいか、銀福すいかのネット販売が好調だ。国内最大手の食品販売サイトに金福・銀福1個ずつの100セットを出品したところ、5日以内に完売した。もともとペアで売り出すために開発された品種だが、本格出荷は今回が初めて。市の担当者は上々の滑り出しに手応えを感じており「品質の高い商品の安定供給に向け、生産農家と協力していきたい」としている。

 金福は、黄色の皮に赤い果肉が鮮やかな小玉スイカで、あっさりとした甘みが特徴。市園芸センターが開発し、2003年に農林水産省に品種登録された。銀福も小玉で皮が緑色、果肉はオレンジがかった黄色と対称的。強い甘みと酸味がある。金福とペアで売り出すため開発し、09年に品種登録された。

 銀福はこれまで小規模な試験販売にとどまっていたが、市は本年度から本格的な出荷とペア販売に着手。生産農家に呼び掛け、苗は昨年度より約千本多い約1700本を植えた。

 国内ネット通販大手「オイシックス」で5月25日から、金福・銀福計100セットの注文受け付けをスタートしたが、即座に完売。続いて同じく出品していた単品の金福600個(1個売り360、2個売り120箱)も5日で売り切れた。ペア販売は、JA関連の通販サイト「JAタウン」でも残りわずかとなっている。

 予想を上回る売れ行きに市園芸センター職員は驚いているが、注文分の出荷はこれから。「収穫量と品質の安定化に努め、業者と消費者の信用を得たい」と気を引き締める。さらにブランド力を高め、農家の所得向上につなげたいとしている。

 昨年度の販売個数は金福約7千個、銀福は約900個。本年度は金福、銀福合わせて8800個を目指している。

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