ホテルのロビーを思わせる観光案内所。外国人観光客の姿も目に付く=長野県飯山市の飯山駅観光交流センター

 2023年春の北陸新幹線県内延伸に向け、福井県越前市の南越駅(仮称)周辺の丹南5市町は3月、広域観光の計画を策定した。同駅は県内で唯一の新駅。観光資源の磨き上げやインバウンド(訪日外国人)対応などが課題となる中、15年3月に北陸新幹線が開通した長野県飯山市の新駅、飯山駅では地元組織が窓口や司令塔役となり、戦略的な観光の取り組みを進めている。

 ■ワンストップ

 「ハロー」。大きなザックを背負ったカナダ人の男女2人組が、カウンター内の女性に声を掛ける。女性は海外からの旅行者を笑顔で迎え、流ちょうな英語で野沢温泉行き直通バスの乗り場と発車時刻を伝える。

 飯山駅に合築された建物内の同駅観光案内所。シックな色合いでまとめられた室内はホテルのロビーのようだ。広域観光のワンストップサービスを掲げ、駅周辺9市町村の観光情報の提供やホテルの手配、タクシーによる貸し切りツアーの提案などを行っている。

 周辺9市町村は「信越自然郷」と銘打ち、主力のスキーをはじめとしたアウトドア体験を誘客の柱とする。案内所の隣にある「アクティビティセンター」は、道具のレンタルやガイドの手配が“駅ナカ”でできる国内でも数少ない存在だ。

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