子育てセミナーで講演する榊原信子さん=24日、福井市の県生活学習館

 ひとり親など、さまざまな家族の形の中での子育ての在り方を学ぶセミナーが24日、福井市の県生活学習館で開かれた。福井大医学部附属病院(福井県永平寺町)の臨床心理士、榊原信子さん(52)が講師を務め「子育ての最中にも、自分の時間を持ち、自分を肯定してほしい」と話した。

⇒シングルマザーを悩ます自己責任

 県内の市民団体「女性の社会生活活動部フルード」などが企画。ひとり親ら11人が参加した。

 榊原さんは「仕事をしていたり、趣味を持とうとする母親は、そうじゃない母よりストレスや不安が少ない。子どもだけが生きがいになっている人はストレスが高いという研究もある」と指摘。「大人になると褒められる機会が減り、一人で頑張ろうとする。毎日ご飯を作ることだってすごいこと。自分を認めてあげることが大事」と話した。

 参加者との質疑応答もあった。5歳の子どもを持つ母親は「子どもから『お父さんと何で別々に住んでいるの?』と聞かれたらどう答えればいいか」と質問。榊原さんは「子どもは『自分のせいで両親が別れた』と思っていることがあるから、あなたのせいではない、というメッセージを伝えるべきだ」と答えた。

 「ひとり親ということで子どもが劣等感が持った場合、どう向きあっていけばいいのか」という母親の質問には「劣等感を持たない子どもの方が多い。お母さんが安心して悩みを打ち明けられる環境をつくって」と話した。

関連記事