観光客でごったがえす境内=24日、福井県勝山市の白山平泉寺

観光客でごったがえす境内=24日、福井県勝山市の白山平泉寺

 白山開山1300年を迎える福井県勝山市の白山平泉寺に24日、中京、関西、九州から計1650人の日帰りバスツアーの観光客が訪れた。1度に訪れる観光客数としては地元でも「記憶がない規模」と驚いている。市では越前大仏門前町でツアー客のために特別に門前市を開催するなどしてもてなした。25日もツアーは行われ2日間で計2千人が訪れる。

 ツアーを企画したのは「クラブツーリズム」(本社東京)。ツアーは白山開山1300年に合わせ、コケが美しい時期の白山平泉寺と大規模な中世の石畳が広がる南谷発掘地、越前大仏までウオーキングする計7キロのコース。

 3月から関西を中心に募集したところ、コケの美しい写真と1300年記念が反響を呼び申し込みが殺到。当初は24日のみの設定だったが25日も実施することにし、2日間で計2千人の申し込みがあった。

 この日は早朝から関西、中京、九州など約30カ所から勝山市へ向けバス42台が出発。午前11時から正午にかけ続々到着した。

 観光客は好天の中、境内を散策し、美しいコケを観賞。大阪から初めて訪れた女性(63)は「写真で見た以上にコケがすごかった。福井にこんな場所があったとは知らなかった」と感激していた。

 ウオーキングでは、同寺周囲ののどかな田園地帯を歩きながら約2キロ先の越前大仏を目指した。

 門前町では10店が出店し、そばやアユの塩焼きなどでもてなした。

 平泉寺区総代(区長)の大久保満さん(65)は「こんなに大勢の観光客はこれまで見たことがない。ツアーを機に平泉寺を知ってもらい、また来てもらえたら」と期待していた。

関連記事