加藤被告の初公判が開かれた1号法廷=23日、福井地裁(代表撮影)

 2007年9月に福井市内の民家に侵入、女性を脅して下着を奪ったとして時効約5カ月前に逮捕され、強盗と住居侵入の罪に問われた元市職員で無職加藤孝義被告(47)=福井市=の初公判が23日、福井地裁(熊谷大輔裁判官)であった。加藤被告は起訴内容を認め、検察側は懲役3年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決公判は7月14日。

 検察側は冒頭陳述で、加藤被告は元不倫相手の情報を得ようと、その相手と親しかった女性宅への侵入を計画したと指摘した。女性の夫が出張で不在であることを確認した上で、就寝時間を狙って侵入。物色しているところを女性に見つかると、生後4カ月の娘に危害を加えると脅し、顔を隠して逃げるため女性がはいていた下着を奪ったとした。論告では「計画的犯行で動機は身勝手」と批判した。

 弁護側は、女性に謝罪して被害届が取り下げられたとし、寛大な判決を求めた。

 起訴状によると、07年9月21日午前1時25分ごろ、正当な理由なく市内の民家に侵入し、寝ていた女性=当時(32)=に覆いかぶさり、騒いだら女性の子どもに危害を加えるなどと脅して、着ていたショーツ(時価約800円相当)を奪ったとされる。

 加藤被告は4月12日に逮捕され、5月31日に市から懲戒免職処分を受けた。

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