北陸新幹線

 JR西日本の来島達夫社長は20日の定例記者会見で、2023年春の北陸新幹線敦賀開業後の導入が計画されているフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に関して「FGTの技術的な問題が解決するまで動向を注視している」と述べ、導入の可否についての明言は避けた。

 北陸新幹線では、敦賀―新大阪の延伸開業までのつなぎとして、線路幅が違う新幹線と在来線を直通運転できるFGTの導入を計画している。ただFGTの開発は難航しており、北陸新幹線より先に導入を目指している九州新幹線は、運行主体のJR九州内で見送り案が浮上している。

 北陸新幹線の車両は、九州新幹線で実用化された車両を寒冷地仕様に改良する必要がある。FGTの導入時期について、来島社長は「敦賀開業のタイミングは厳しい」との認識をあらためて示した。敦賀以西の大阪方面に向かう場合は当面、特急への乗り換えが必要になる。このほか、昨年11月に仙台発で金沢までを乗り換えなしで結ぶ臨時の直通新幹線が運行されたことに触れ、旅客需要の拡大に向けて金沢発で仙台に向かう直通新幹線の運行も検討する考えを示した。

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