ドローンが飛ぶ際の音などを体験する視覚障害者ら=18日、福井市

 視覚障害者にドローンを知ってもらう研修会は18日、福井市光陽2丁目の県視覚障害者福祉協会情報提供センター近くの駐車場で行われた。視覚障害者はドローンのプロペラを手で触ったり、飛ぶ際の音を聞いたりして体感した。

 同福祉協会の小山尊士会長によると、ドローンの名前は知っているものの、実際どういうものか分からず、機材を触ったこともない視覚障害者が多い。初めての企画で、全国的にも珍しいという。

 研修会には同福祉協会の役員や職員ら約60人が参加した。若狭町のプロカメラマン、土明信夫さん(57)が仕事で使うドローン2機を持参した。障害者らは機体を手で触りながら「このプロペラが回るの?」「ここにカメラがある」などと、興味津々の様子だった。

 土明さんは「このドローンは撮影用で物は運べない。17個のGPS電波を拾って飛ぶ」などと説明した。「音を聞いて形を想像する」と話す障害者らが見守る中、「ブルルン、ブルルン」とモーター音を響かせて宙に浮くと、障害者らから歓声が上がった。ドローンは高さ約20メートルまで飛び、地上で見守る障害者らを撮影した。

 小山会長は「音は静かで、小さくても素晴らしい機能を持っていることが分かった。視覚障害者も技術を習得し、飛ばせたらいいですね」と笑顔で話していた。

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