価値観の異なる若者たちが「ゆるい移住」に集まった=福井県鯖江市

 全国各地で様々な移住政策が行われています。
 私も福井県鯖江市の体験移住事業「ゆるい移住」で福井とのご縁ができ、それまでは福井県の場所すら知らなかったにもかかわらず、今では福井県の情報発信をするまでになっています。
 そのため、「移住」という言葉にも強い関心があり、全国で行われている面白そうな移住政策情報もよくチェックしています。

 そこで思うのが、「そろそろ、移住=定住という図式は古いのでは?」ということ。
 というか、「移住」という言葉に「移住→定住」という概念が含まれすぎているのって、なんだか変だなと思うのです。

 これまで、移住関連の分野で発信力のある人たち(移住者の先輩)の多くが、「普通の人が興味本位で移住することはとてもハードルが高いと思う。まずはちょっとぶっ飛んだ人が先陣を切らなければ。だから、こうやって移住している僕たちが、よそ者が受け入れられる土壌を作って、みんなが移住しやすい場所を作れたらいいよね」と言うのを耳にしてきました。

 確かにその意見には一理あるどころか百理も千理もあると思います。

 移住する人の多くは私のような興味本位ではなく、転勤や家族の問題など、必要に迫られて移住を決断しているはずです。
 そういう方ができるだけストレスなく移住定住するために、個性的でクリエイティブな活動家たちが先陣を切ることには大きな意味があると思います。

 しかし、興味本位の自由な人間を、移住政策によって定住させるという考え方は、なんだかしっくりきません。

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