自動ブレーキを体験する高齢ドライバーら=18日、福井市上北野1丁目の福井自動車学校

 高齢ドライバーの事故を防ごうと福井県と福井県警は18日、自動ブレーキなどを備えた先進安全自動車(ASV)の高齢者向け体験会を、福井市上北野1丁目の福井自動車学校で開いた。約20人が先進技術の効果を体感するとともに、機能を過信せず安全運転を心掛ける大切さを再確認した。

 ASVの普及に向け、福井県自動車販売店協会と福井ダイハツ販売の協力で初めて開いた。衝突前に自動でブレーキがかかる機能と、ペダルの踏み間違いによる誤発進を防ぐ機能を備えたダイハツの軽乗用車2台を用いた。

 自動ブレーキの体験では、障害物に向かって車を走らせると、5メートル前の地点で警告音がなり、ブレーキがかかって40~50センチ手前で止まった。市交通指導員の女性(69)=福井市=は「絶対ぶつかると思ったのに、すごい。車の買い替えを考えている人に薦めたい」としつつ「100%は信用できない。スロードライブをさらに心掛けたい」と話していた。

 県警によると、県内で昨年起きた交通死亡事故49件のうち、高齢ドライバーが過失の重い「第1当事者」だった事故は14件あった。2012~16年にペダルの踏み間違いが原因で起きた人身事故は135件で、4割の54件が高齢ドライバー。そのうち2件が死亡事故だった。

 県と県警は今後、各警察署単位でASVの体験会を開くことにしている。

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