福井市中心市街地のWi―Fi設置地点

 福井市が中心市街地に整備した無料公衆無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」の2016年度の月間平均利用者数は、前年度比4倍の延べ1万4816人だった。市が目標に掲げていた5500人を軽々と達成。再開発ビル「ハピリン」と西口広場の完成による効果が大きかったとみられ、改めて中心市街地への来街者増を裏付けた。

 市は2013年度から、Wi―Fiのアクセスポイントの整備に着手。公民館をはじめ、主な公共施設に機器を設置した。18年の福井国体、23年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、JR福井駅周辺のインターネット環境の向上を図ろうと、15年に1千万円をかけ、中心市街地8エリア11カ所にアクセスポイントを整備。同年10月からサービスを開始した。


 16年度の月間平均利用者数は、JR福井駅西口の商店街一帯4738人、西口広場3563人、福井駅東口1460人で、いずれも前年度比約3倍。屋根付き広場ハピテラス周辺は3971人(前年度統計なし)だった。月別では、福井フェニックスまつりがあった8月の利用者数が約1万8千人と多かった。


 Wi―Fiの利用は1回につき30分。さらに利用しようとして再接続する度に利用者として数えられる。そのため市がまとめた利用者数には、同じ人が同じ日に何度も接続している場合も含まれているが、市情報統計室の担当者は「ハピリン周辺に人が集まっているのは間違いない」とみる。


 通学で西口広場を利用する福井工大福井高1年の女子生徒は「駅周辺はWi―Fi環境が整っていてとても便利。訪れる度に利用している」と歓迎していた。市担当者は「今後は中心市街地周辺部の環境整備を検討していきたい」としている。

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