■硬水とコーヒーの相性は?

前回は福井の水、軟水がコーヒーによく合うと、お話させていただきました。私のコーヒーうんちく第2弾は、硬水とコーヒーのことについて研究発表したいと思います。

ヨーロッパ、アメリカなどの硬水が主な地域のコーヒーはどうなっているのでしょうか? 最近では浄軟水器が普及しているとは言っても、基本的には蛇口をひねると硬水が出てきます。

硬水をそのままコーヒーの抽出に使用しますと、大きな特徴が現れることがいろいろな資料に書かれています。

A.硬水では焙煎度合いが浅い豆を使うと適切な濃度が得られない。
B.酸味が出にくく、苦味が強調される。

本当でしょうか。活字に書いてあると信用してしまうのはいけません。検証してみましょう。なお、検査機器は私の五感を駆使いたしますのでご了承ください。

中煎り程度のブラジル豆を使用し、分量、抽出温度、粒度などの諸条件は統一しました。軟水は日本製のナチュラルミネラルウォーター(硬度約30ml/L)、硬水はイタリア製のナチュラルミネラルウォーター(硬度1,677ml/L)を使用。日本では100ml/L以上を硬水としていますのでかなりの硬度です。ミネラルの補給や便秘の改善には良いでしょう。

まずは水のまま飲んでみました。軟水は非常にまろやかで無味無臭に近く、わずかの甘味さえ感じました。硬水は二酸化炭素の含有量も多く微発泡していて、気の抜けたビールのようです。口当たりがごつごつして噛めるような感覚もあります。味覚的には、化学調味料を若干溶かし込んだようで“味がついている”といった感じです。 一度沸騰させてから冷まして飲んでみると、全体にまろやかになり先ほどの化学調味料っぽい味も緩和されていました。沸騰にいたるまでの時間も軟水よりはるかに早いです。

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