対決企画を通じて集客力向上につなげようと意気込むエキマエモールとエルパの代表者ら=16日、福井県繊協ビル

 挑発合戦を繰り広げて注目を集めている、JR福井駅周辺の商店街や商業施設の共同販促に取り組む団体「エキマエモール」と福井市のショッピングセンター・エルパが16日、県内商業の活性化に向けて連携し、対決型の企画を展開していくと発表した。第1弾として、7月にファッションをテーマとした対決を実施。一過性の共同販促ではなく、真剣に競う企画で互いのサービスを磨き合い、集客力向上につなげる。

 両者は5月下旬から、短文投稿サイト「ツイッター」で互いを挑発し合ってきたほか、ポスターで宣戦を布告。このやりとりがインターネット上で注目されたが、両者は具体的な取り組みについては沈黙を保ってきた。

 16日に福井市の県繊協ビルで開かれた会見で、エルパを運営する協同組合福井ショッピングモールの竹内邦夫理事長が挑発合戦について「消費者の興味を引くのが目的。本当のけんかをするわけではない」と説明。今年3月に石川県小松市にイオンモールがオープンし、白山市でもイオンモール開店の動きがあることなどから、県外への消費流出が懸念されるとし、「地域間競争に勝つには、それぞれの魅力を高めて連携していく必要がある。対決企画はその一環だ」と話した。

 第1弾のファッション対決は、それぞれの店舗が消費者をモデルに自店の商品でコーディネートし、魅力を競う。消費者にも投票などで参加してもらう。ほかにも企画を展開する考えで、県内の別の商業施設と一緒に取り組むことも視野に入れている。

 福井駅前五商店街連合活性化協議会の加藤幹夫会長は「対決企画を通じて、お互いの良さを消費者に示していく。我々は駅前の総合力を発揮し、若者を呼び込みたい」と意欲を示し、竹内理事長は「駅前で買い物をしている人たちが、エルパに目を向けるきっかけにしたい。対決では負けるつもりはない」と決意を述べた。

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