七間朝市など観光スポットの入り込み数が増えている大野市。コンテストでは若者の視点でアイデアを考えてもらう=今年3月、大野市元町の七間通り

 大野市は交流人口の拡大に向け、全国の学生から観光アイデアを募るコンテストを開く。市外の高校、大学に通う若い“よそ者”の視点で大野市の観光素材を見つめてもらい、観光客数のほか、市が課題とする観光客の消費額を増やす取り組みを提案してもらう。7月3日まで受け付けている。

 「越前おおの観光プロデュースコンテスト」と銘打ち、3人以内でつくるグループでアイデアをまとめ競い合う。高校と大学・専門学校の2部門があり、高校生は「観光客数を増やす」を、大学・専門学校生は「観光消費額を増やす」をテーマに提案をそれぞれ募る。

 1次の書類審査を通過したグループは、市内で開く2次審査(8月18~21日)に無料で招待する。最終日のプレゼンテーション審査に向けて現地を視察したり、案を練り直したりして提案内容を深めてもらう。

 市商工観光振興課によると、昨年の市の入り込み数は212万9800人。越前大野城が天空の城として認知度が高まったことも影響し、5年連続で増えている。

 一方で、日帰り客が市内の飲食店や土産で消費した額は1人当たり2547円で、全国平均を下回る。同課では「観光客が増えても店にお金が落ちなければ潤わず、地域活性化にはつながらない」とし、2021年には倍の5千円を目指している。

 また滞在時間の短さや、宿泊者の少なさなども課題とみており「地元が気付いていない魅力の発掘や、観光資源の新しいPR方法など柔軟な発想で考えてほしい」と若者のアイデアに期待を寄せている。

 コンテストでは実現可能性などの観点から審査し、最優秀賞と優秀賞、努力賞を決める。それぞれ賞金5万円、3万円、2万円が贈られ、優れた提案は事業化される。

 申込用紙は市のホームページからダウンロードできる。企画提案書とともに郵送(消印有効)かメールで申し込む。問い合わせは市商工観光振興課=電話0779(66)1111。