今回から、毎回のテーマを尻取り形式で結んでいく、本邦初の「尻取りエッセイ」を始めることになった。したがってテーマの流れは風まかせ、語尾まかせで、どこへ行ってしまうか僕にもさだかではない・・・ って、これって中島らもの「しりとりえっせい」じゃないの。と気付いたあなたはエライ。わたくし秋山宣子は大好きな中島らもを換骨奪胎して、本邦初の「ワインで尻取り」に挑戦したいと思います。

まず、1回目の言の葉は、私の大好物「シャンパン」ってすぐ終わってしまいます。それではもう少し範囲を広げて「ワイン」ってやっぱり終わってしまいますね。

そもそもワインの語源は何でしょうか? ワインの原料は皆様ご存知の葡萄。人間が地球上で大きな顔をし始めたのはせいぜい200万年前。葡萄の原種は3000万年前から地球に存在していました。人間よりも大先輩です。

そうこうするうちに、古代インド、ヴェーダ時代。ヴェーナ(Vena)という飲み物がありました。これが英語のワイン(Wine)、ドイツ語でワインを意味するヴァイン(Wein)、フランス語のヴァン(Vin)、そしてイタリア・スペインのヴィーノ・ヴィノ(Vino)になったのです。

このヴェーナを下敷きにして、オールダス・ハックスレーという人が著書「素晴らしき世界」の中で「ソーマ」という空想の薬を描いています。無法な運命に耐える為のツールという形です。これも中島らもの受け売りで、残念ながら読んだことはありませんが…。

このように昔、ワインは単なる致酔飲料ではなく、戦いの場では勇気や力を授け、傷ついた身体を癒してくれる不思議なお酒だったのです。グダグダと正体不明にならず(比較的)、理知的なワインの酔いを神秘的に思う時がよくありますが、昔はお薬だった事を思えば当然ですね。

という事で1回目の言の葉は次に繋がるヴィーノで。

ワインはグラスに注がれました。 

本日の尻取りワード・・・ヴィーノ→