業務用制服のインターネット通信販売大手のユニフォームネクスト(本社福井市二の宮3丁目、横井康孝社長)は13日、東京証券取引所の新興市場「マザーズ」への上場承認を受けた。上場予定日は7月19日。東証によると、福井県内の企業では2007年の前田工繊(本社坂井市)以来、10年ぶりの新規上場となる。マザーズ上場は県内で初めて。

 同社は「ワイケー企画」として1994年に設立され、2015年に現社名に変更した。飲食店・医療機関向けのユニホームを販売するサービス部門と、作業服・事務服を中心とするオフィスワーク部門からなり、国内メーカーから仕入れた製品を、商品群ごとに設定した自社サイトで全国販売する。

 同社によると、ユニホーム販売の代理店では初の上場という。取扱商品数は約47万点で、在庫点数は1万3千点。色や形状が豊富で機能性に優れた品ぞろえに加え、電話サポートを含めた丁寧な接客、使いやすい通販サイトなど徹底した顧客目線の戦略で業績を伸ばしている。16年12月期の売上高は29億3434万円、経常利益は3億1412万円、純利益は2億1841万円。従業員は64人でパートなどを含むと103人。

 同社は上場の狙いとして、将来の事業展開を見据えた人材の確保や知名度向上、資金調達の多角化を挙げた。上場に伴い20万株を公募する予定で、上場時の発行済み株式総数は120万8581株となる。調達想定額は約4億4500万円で、ネットやカタログなどの広告媒体への投資に充てる計画だ。

 横井社長(44)は取材に対し、「幅広い受注に対応するシステムを確立し、新規顧客を増やしたい。在庫をしっかりと確保し、物流機能も高めることで顧客の利便性に応えていく」と説明。人材確保が難しい現状を踏まえ「上場によって若者が福井に戻り、仕事をする流れもつくりたい」と話した。

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