足羽川の幸橋南詰で小説「君の膵臓をたべたい」の表紙絵を再現する映画主演の浜辺美波さん(左)と北村匠海さん=13日、福井市毛矢1丁目

 福井市の足羽川の桜並木が表紙絵のモデルとなった青春小説「君の膵臓をたべたい」の実写映画の7月公開を控え、主演を務めた浜辺美波さん(16)と北村匠海さん(19)が13日、福井県庁を訪れ、石塚博英副知事と面談した。県庁ホールに表紙絵の大型パネルが展示され、2人は「こんなに美しい場所が実在するんだと初めて知った」と、はかない物語を象徴するような風景に想像を膨らませていた。

 表紙絵の作者は同市出身のイラストレーター、loundraw(ラウンドロー)さん。福井市毛矢1丁目の幸橋南詰から見える風景を左右反転して描いた。映画は昨年10月に同県敦賀市内でロケも行っており、配給会社の東宝が県庁訪問を申し入れた。

 石川県出身の浜辺さんは面談で、大型連休には毎年家族で福井県児童科学館に行ったなどと福井の思い出を披露。「この映画と一緒に北陸に帰って来られてうれしい」と笑顔を見せた。石塚副知事は「表紙絵が話題になっていて、映画の公開にも大いに期待している」と歓迎した。

 映画は、浜辺さんが演じる膵臓の病を患う高校生の桜良と、北村さん演じる同級生の「僕」が徐々に心を通わせていく感動のストーリー。原作にはない12年後の現在が描かれ、小栗旬さんや北川景子さんも出演する。訪れた2人は「死と向き合う少女の役だったけれど笑顔を大切にして演じた」(浜辺さん)「当たり前の日々を過ごせる大切さを感じてほしい」(北村さん)と思いを語っていた。

 2人はこの後、表紙絵のモデルになった幸橋も訪ねた。表紙絵パネルには2人の直筆サインが入れられ、ポスターなどとともに16日まで展示する。映画は7月28日から、県内では福井市のテアトルサンクと鯖江市の鯖江アレックスシネマで上映される。

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