梅田雲浜の墓前でガイドを務める雲浜の玄孫の梅田昌彦さん(右から2人目)=11日、福井県小浜市北塩屋の松源寺

 幕末に尊皇攘夷を唱えて多くの志士を指導したとされる小浜藩士、梅田雲浜のゆかりの地を巡るツアーが11日、福井県小浜市内などで行われた。雲浜の玄孫(やしゃご)である梅田昌彦さん(73)=奈良市=もツアーに同行。大政奉還150周年の節目の年に、参加者約20人が郷土の偉人の志や生きざまを学んだ。

 雲浜の志を後世に語り継いでいきたいとの思いから、同市郷土研究会主催で昨年からツアーを開いている。

 この日は、同研究会や同市歴史と文化を守る市民の会のメンバーらが参加。雲浜の墓がある同市北塩屋の松源寺や、雲浜の銅像がある市中央児童公園など市内4カ所と、滋賀県高島市にある雲浜の弟、三五郎の墓地を訪れた。

 一行はまず、小浜市千種2丁目の生誕地を訪れた。同研究会の網本恒治郎さん(76)が、雲浜の生い立ちなどを当時の小浜の地図や雲浜の家の絵画などを使って説明したほか、辞世の句の紹介をした。

 また生誕地にある石碑が、1931年に誕生地保存会が設立されたことをきっかけに建立されたことなどを話した。

 梅田さんはあいさつで「2年前は生誕200年で立派な催しを開いてもらった。今年もこのような催しを開いてもらいありがたく思う」と述べた。

 参加した岸部誠さん(66)=同市=は「地元に住んでいるが詳しく分かっていなかった。勉強になりました」と話していた。

 網本さんは「今年は大政奉還150周年だが、小浜市民にとって幕末の志士といえば梅田雲浜。さらに広く郷土の偉人を知ってもらいたい」と話していた。

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